作品に寄り添う音楽

クラシック音楽をはじめとする「こってりしたドラマチックな楽曲」(耶雲監督)が、ふんだんに使われている本作。特にいつみのテーマ曲―ニコロ・パガニーニのソロバイオリンは鮮烈だが、超絶技巧が必要な楽曲ゆえ演奏者は手をアイシングしながらまるまる2日かけて録音した。少女たちがパニック状態になる闇鍋シーンでは、「小百合といつみが笑いながら踊っているイメージ」としてあえて軽快なワルツを選曲するなど、随所に監督のこだわりが。 エンディングに流れる主題歌は、毒舌ラップが人気の女性2人組―Charisma.com(カリスマドットコム)。原作を読みこんだうえで制作した新曲『#hashdark』が、イヤミスならではの後味の悪さをクセになる快感に変えてくれる。